『タッチ』?

この間、吉井和哉ファンの夫が注文した吉井さんのアルバムがアマゾンから届いた。
ふと、そうだ、吉井さんって下の名前って「和哉」なんだよなー、と思う。帰宅した夫に「今日、和哉さんのCD届いたよー」と言ったら、夫は一瞬きょとんとしていた。

そういえば「カズヤ」という名前が出てくるおもしろい文章が、川上弘美さんの「少なくとも、五分の四くらいは、ほんとう」という日記形式の作品に載っていたと思いだし、探す。『東京日記 卵一個分のお祝い。』という作品だ。

私が確認したかった部分は、さっそく7ページに載っていた。
「三月某日 曇」の、著者が百円ショップへ行った時の記述である。ちょっと引用する。

 ツボ押し器を三種類買う。蛙の形のものと、四面体のものと、杖形のもの。
蛙の形のものを「タツヤ」と名付ける。タツヤという名の人に知り合いがいないので。でもちょっと知りあってみたい名前なので。
 夜、タツヤに腰と肩のツボ押しをさせたけれど、あまり効かない。

こうして確認してみたら、「カズヤ」ではなく「タツヤ」だった。
こんど、吉井さんのソロ活動の軌跡を撮影、編集したというドキュメンタリー映画「YOSHII CINEMAS」を観にいく予定なので、スケジュール帳の某月某日のところに「和哉」と書きこむ。