オザケンの『LIFE』から20年

「宝物」といって思い浮かぶもの。
私にとって、その一つは、これ。
オザケンこと小沢健二のセカンドアルバム。

LIFE

LIFE

心弾むような親しみやすいメロディ。
息を弾ませて何かで胸をいっぱいにしながら生きている
「僕」と「君」の息遣いが聞こえてきそう。
日々の一瞬一瞬を切り取り、紡がれるストーリー。
誰かとともに過ごす、その密度の濃い時間こそが永遠の時間なのだという
すごい輝きが歌の中にある。

このアルバムの歌詞は、とても深い洞察をもって紡がれていると思うけど
わかりやすい言葉で歌われていて、曲調も軽快で、ポップ。
この作品、まるで光が差し込む大きく開いた窓みたい、と思う。
あるいは全人類に宛てた、気持ちのこもった手紙か。
渋谷系全盛期に青春時代を送ったひと達だけでなく、
今の多感な少年少女や20代位の若い人達も聴いてくれたらいいと、
おせっかいながらも願わずにはいられない。
いろんなことを感じ、考えさせてくれる、
強い光のような作品だと思うから。
これからもきっと、ずっとずっと、
世代を超えてたくさんの人のこころを照らし続けていくだろう。

このアルバムは、明日で発売から20年経つそうで、
明日の夜、スペースシャワーTVで
このアルバムについての番組も放送されるそう。楽しみ。

小沢健二『LIFE』発売20周年記念×スペースシャワー25周年特別番組
「超LIFE〜小沢健二SPECIAL」!
 放送日:  8/31(日) 
 放送時間: 21:00〜22:30