ターナーの出番!

上野にターナー展を観に行ってきました。
混んでました〜。
私はターナーの中年期以降の作品が好きなので途中まではさらっと観るだけでしたが、
ひととおり観るのに一時間半近くかかりました。


今回初めて知ったのだけど、ターナーのお名前のスペルって、”Turner”。
フライ返しとおんなじだ。
子供時代って、結構名前をネタにされることがあるけど、
ターナーも小さい頃、「ターナーターナー」とか(寒っ(自分で言っておいて汗))、
「次はターナーのターン!」とかってからかわれたりしたのだろうか。

ターナーは幼い頃から絵を描くのがうまくて、ご近所でも有名だったそうだ。
お盆にこぼれた牛乳を指につけて巧みに絵を描いたというエピソードも残っているとか。

会場にはターナーが使っていたという絵具箱も展示されていました。
1840年代にチューブ入りの絵具が開発されるまで、
絵具を入れる容器として豚の膀胱が使われていた、という説明書きもありました。
1840年代はターナーの晩年にあたります。

私はターナーの描く空の色や太陽の光がなんとも好きなので、
今回、ターナーの空をたくさん堪能できてなんともうれしかったです。
作品をみながら、ほんと、夕方の空ってきれいだよねぇ、とか、見あきないよねぇ、とか、
夕方の光が白い壁に当たっているところとか最高だよねぇ、などとターナーに話しかけたくなりました。感動をどうにかして表現したい、という画家の想いがすごく伝わってきました。

以下は、私が数年前に電車の窓越しに写した海辺の写真です。
青森か北海道の海です。
この風景をみた時に、あ、ターナー、と思いました。
ターナーの絵みたいな風景だ、と。