「俺達」の物語・その2
「俺物語!!!」の中で私が一番すきなのは、2巻の最初のお話。
(以降、2巻の内容についての「ネタバレ有り」です。ご注意ください。)
ある日、たけおと大和は、大和の友人達が、たけおの外見のことでいろいろ悪口を言っているのを偶然聴いてしまいます。
ショックを受けて泣いてしまった大和は、泣きながら傍らのたけおに、
「友達がたけおくんに嫌なこと
言ったからたけおくん傷ついたよね
ごめんね」
と謝るんだけど、当のたけおは、
「オレは何も傷ついてない 人はそれぞれだ}って答えるんですよ。
さらに「無傷だ」とも。
そのときのたけおのこころの声も、すごくいいんだなぁ。
「オレの心配はいらん
傷ついたのはおまえだろう」
・・・!!
カーーーーっっっ!!
もうっ、
たけおくん、カッコよすぎだよ?!
なんてサッパリさんで、強くてやさしいヤツなんだ!
と私は思ったことだよ。
そのあとたけおくんてば、
以前 大和から見せてもらった、大和と、その友人達との写メを思い出して、
「写メのお前は楽しそうだったぞ いい友達だ」とも思うんだな。
たけおくん・・・器のレベルが尋常じゃない。なんて心が広いんだろう。
私よりずっと年下だけど、たけお先輩、と呼びたい。
しかもその直後に、たけお達がいたビルで火事がおきるんだけど
(友達を集めての合コン中だったのです)、
逃げ遅れたその、悪口を言ってた女のコたちをたけおが命がけで助けるんですよ。
あー、たけおくん、もうほんとに、カッコよすぎます!!
寛容さを、私も身につけたい。