澄みわたり、響く

昨日は、野音外聞きしてきました。
早朝から、地元のイベントのお手伝いがあったのだけど、
何とか開演時間に間に合うように野音に辿りつく。

朝からずっと外でがんばって手伝っていたので、夕方は、普段だったら家で体を休めるところだけど、大好きなものや大好きなヒトに対するエネルギーというのは、すごいものだ(人ごとっぽく書いてみた)。
会場には入れないけれど、ここに来ることができただけでありがたいと感じた。

日比谷公園には、外聞き組も、いっぱい集まっていた。
座ってきく人、立ち尽くしながらきくひとなど、さまざま。
みんな、エレカシの音楽が、宮本さんが大好きでたまらないんだな〜、と思いつつ、
たくさんの人々を眺めたりしつつ開演を待つ。

5時に開演。
「夢のちまた」でスタート。
アコギで、弾き語り。

宮本さんが客席に向かって何やらたくさん話しているのが聞こえるが、あまりききとれない。
でも、客席から、何度も笑い声がきこえてきた。
前に行ったことのあるさだまさしのコンサートを、少し思い出す(笑)
たばこをやめたという話なんかは聞こえた。
吉井さんに続き、ロックの世界のタバコが似会う男、またひとり禁煙☆
からだをいたわるお年頃(?)なのか。
もし、宮本さんがラジオのパーソナリティーを担当することになったとしたら、
こんな感じなのかな?
いや、今回みたいにこれほど笑いをとらないとしてもだが。
ちょっと、きいてみたい。

途中、蔦谷さんとヒラマさんがゲストとして紹介され、
彼らが一緒に「リッスントゥザミュージック」を演奏しているのも聴こえてきた。
この曲だったと思うけど、宮本さんが歌詞の「行こう」のところを「行こう!行こう!」と繰り返して歌っていたところが印象的だった。

宮本さんの歌声、すごくきれいだった。
清らかというか、澄んでいて。
きれいな水がサラサラ流れているイメージが頭に浮かんだ。
「月の夜」が特に素敵で、聴き入る。

私は最初、宮本さんが歌ってくれるのは2曲位なのかな?と予想していたのだけど、
宮本さんは長い時間、歌い続けていた。
うれしく感じる半面、大丈夫かな、無理してないかな、と心配にもなった。
でも「花男」を聴いていたら、なんだが笑いだしたくなってしまった。
宮本さん、本当に歌うのが大好きでたまらないんだなぁ、と。
すごく生き生きしていて、楽しんでいることが伝わってくる歌い方だった。
先月手術をしたひとの歌声とは、とても思えなかった。
体に負担にならないように気をつけている限り、
宮本さんは歌うことで免疫力をアップできるんだろうな、と思う。

新曲「涙を流す男」を聴くこともできた。
よく思い出せないけど、ちょっと、珍しい感じの曲だったような気がする。
最後に披露された「ズレてる方がいい」だけは、
歌声と一緒にバンドのサウンドが聴こえてきた。
しみる。ほんとうにいい曲だなぁ!
集中して聴いた。
自分の心身に歌声や楽器の音が染み込むように。
そして、宮本さんがもっともっと回復していくように、祈っていた。