笑顔、それから周波数
先日発売になったエレカシのシングルCD、「夢を追う旅人」。
- アーティスト: エレファントカシマシ,宮本浩次,村山☆潤
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/08/03
- メディア: CD
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表題曲も、カップリング曲「i am hungry」も、ものすごいエネルギーを放っている作品だ!と感じます。
特に「i am hungry」の方は、聴いていると自然に体が動いてリズムをとってしまいます。
ライブでお客さん達が拳を振り挙げながら盛り上がりまくっている情景が、
脳内ビジョンとして自然と浮かんできます(笑)
CDのジャケット写真もすごいインパクトなんだけど、中面の写真もスゴイ。
なんか宮本さん、地面からちょっと浮かんでいるように見えるんだけど?(笑)
透明ビニール傘をさし、路上を歩く宮本さんの笑顔といったら、
まるで仲のいい友達と遊んでいる最中の小学生男子のようだ。
こんなにも邪気のない50代男性の笑顔ってなかなか見られない気がする。
撮影されているのに、この自然さ。すごいわ。
カメラマンの方との間にすごい信頼関係があるんだろうなぁ、と感じました。
この時、このカメラマンの方も、すごくいい笑顔をしていたのではないだろうか。
笑顔の写真を撮りたかったら、まずカメラマンが笑顔になることだ、と何かで読んだことを思い出しました。
昨日、音楽雑誌(「音楽と人」)をやっと買ってきてインタビュー記事を読んだのですが、
それによると、あの写真を撮ったカメラマン、佐内正史さんと宮本さんは旧知の仲なのだそうです。
あと、「音楽と人」の連載記事「歌声、るつぼ」をよく興味深く読んでいるのですが、
この記事の書き手の山粼広子さんは、音声の心身への影響を研究している方なのだそう。
山粼さんによると、高い周波数の音ほど、聴いた時に元気が出るそうで、
具体的には、音階でいうとラより上の音は脳を活性化させるのだそうです。
なるほど、「i am hungry」のサビの部分は、ものすごく高い声で歌われているので、
この曲を聴くと元気が出てくる理由の一つはそんな所にもあったのかぁ、と思いました。