エレカシの織りなす世界 〜 RAINBOW TOUR in 豊洲へ

去る11/19(木)に、エレカシの RAINBOW TOUR 2015 の初日、
豊洲PITでのライブに行ってきました。
それから、相当時間が経ってしまったけれど、
覚え書き、感想などを以下に書いていこうと思います。

今回印象的だったのは、お客さんの熱気。
「熱狂」という言葉が思い浮かびました。。
3年前に参戦した、この同じハコでのライブの時は、
お客さんに押されたりすることは一切なかったけれど、
今回は人波に押されることもありました。
私は、ステージに一番近いフロアより一段高くなっている辺りにいたのですが、
他のエレカシファンの方のブログによると、
ステージに一番近いあたりでは、お客さんたちがもみくちゃになっていたそう。
外の気温は下がっていたけれど会場内はだいぶ温かく、11月なのに汗をかきました。

サポートは、ギター: ミッキー、
キーボード: 村山☆潤さん。
村山さんは、髪の毛が明るい茶色でふんわりしていたのが印象的。
確か、黒いスーツを着ていらしたような。
宮本さんは、第一部では黒の長袖Tシャツを着用。第二部からは黒シャツでした。
初日だから固い所もあるかもしれないけど、一生懸命やります、というようなMCあり。

以下、特に印象的だった曲について・・

「うつらうつら」
いきなり激渋な選曲。
ニューアルバムの曲から始まるのでは?と予想していたので意外。
宮本さんの声がすごくよく出ていて、絶好調なのでは、と感じる。
歌の世界の情景が見えるかのよう。
というか、一瞬、見えたんですけど、ほんとに(笑)。
宮本さん、こんな風に情景を見せられるなんて、北島マヤみたいだ(笑)
しみじみとじっくりと、エレカシワールドに突入。

「TEKUMAKUMAYAKON」
野音で初披露した時よりも数段ビシッとした演奏になっていた。
これは、相当練習したのではないだろうか。

「RAINBOW」
この曲でのお客さん達の興奮状態は、特にものすごく、
ある意味異様な雰囲気。熱狂につぐ熱狂。
宮本さん、「うまく歌えてよかった」との弁。

「永遠の旅人」
多分、ライブで初披露だったであろう、この曲。
お客さんみんなで曲に合わせてハンドクラッピングしたり拳を振り上げたりと、
すでに”エブリバディ”のなじみの一曲といった感あり。あたたかく楽しいムードに包まれる。
これは、今後のライブの定番曲になるかも。

「陰りゆく部屋」(カバー曲)
この曲の前に、宮本さんが、歌謡曲をたくさん聴いて育ったというような話をしていた。
沢田研二とか、ジュリーとか・・・」との弁に会場ウケる。
この曲は蔦谷さんの伴奏でも聴いたことがあったけれど、
村山さんの演奏は蔦谷さんのそれとは大分違っていた。
村山さんの演奏も素敵だ。
(どう違うのかは、私にはうまく説明できないのが残念・・。)

「地元のダンナ」
イントロが、すさまじくカッコイイ。最初、何の曲だかわからなかった(アルバムとは違うバージョン)。
観客の熱気がすさまじく、意外にもこの曲のときに、一番人波に押された。

「ガストロンジャー」
途中、宮本さんが、石君に対してバスケのディフェンスみたいな動きをしていたのが面白すぎた。
歌詞の「・・・結論した」のところを、
今回は「・・・結論したよ」とはっきりくっきり発音していたのが新鮮
(2回ほど、そう言って(歌って)いました)。

「Undet the Sky」
この曲、後半戦のハイライトのひとつだったと思う。
「永遠の旅人」とバージョン違いの作品だが、
似ていない双子みたいに雰囲気が全く違っている所が面白い。
宮本さんの歌声と村山さんの演奏が織りなす、とんでもなく美しく清らかな世界に圧倒された。
聴いていると永遠、美、宇宙などといったイメージや言葉が思い浮かんできて、
まるで異次元の世界を垣間見たかのよう。
宮本さんも、村山さんも、音楽ですごい技を使えるんだなぁ、と思う。
これ、漫画の世界でいうと、相手を異次元に飛ばす技、「アナザーディメンション」じゃん。
(「聖闘士聖矢」でラスボスが使う技の名前です(笑)
(dimension: 次元、寸法、面積などの意))。
いや、宮本さんや村山さんに限った話ではないが・・・。
すごいアーティストはみんな、この技を使えるんだな、と思った。

今回のライブでは、特にアーティストの表現力の豊かさに圧倒されました。
音楽の力も、人間の力も、はかり知れないものだなぁ・・・!

エレカシのお正月のライブには、私は都合がつかず、残念ながら行けないのですが、
きっとすごいステージになることでしょう。
DVDが出ることを期待しています。